式スクリプト内で「計算できるもの」を式と呼びます。 通常の数式とは違い、"Hello, world" のような文字列や変数などが挙げられます。 また、それらを+などの演算子やメソッドで繋いだものも式と言います。
真と偽全てのオブジェクトは真と偽の2種類に分けることができます。 この仕組みは条件分岐などに非常に役に立ちます。 特殊なオブジェクトnil と false は偽に分類され、 その他のオブジェクトは全て真です。 例えば、「1>3」という式を評価するとfalseという値が得られます。 これは与えられた式が間違っていることを意味します。 一方、「1<3」はtrueという値になりますが、これは式が正しいことを 意味しています。nilでもfalseでもありません。 ここで注意したいのは、等しいことを表す「==」と、代入を表す「=」の区別です。 全社は両辺が等しいことを意味しますが、代入の場合は右辺の値が式全体の価となります。また、「-1」や「0」、「""(空文字)」なども真偽で言うと真になります。 条件分岐プログラムには、状況に応じて異なった処理をさせたいときがあります。 ある条件を満たすか否かで、処理の流れを変えたい場合は「if構文」を使用します。 if 条件 処理1 else 処理2 end 「条件」のところに何らかの式を書くと、条件式を評価した値が 真 なら 処理1 を、偽 だったら 処理2 が実行されます。 例えば、次のようにすれば i が5未満か5以上かを判定することができます。
また、else の部分を省略して、 if 条件 処理1 end と書くこともできます。 繰り返しスクリプト内で、同じ処理を繰り返したい場合は、下記のように while文 を使用します。
繰り返し文の中でも、if文を使用することができます。
ここで、while true と言う文は、文を無限に繰り返し実行するための定型句です。
また、break とは、while 文を中断させるための命令です。
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