条件文関係演算子を使って「条件」を記述することができます。条件は、true または false という値 をもちます。例えば、「1は3より小さい」という条件は true になり、 「1は3より大きい」という条件は false になります。 関係演算子や、その使用法はC言語と大差はありません。 関係演算子数学でも使用する条件をつくるために使う>記号などは、関係演算子と呼ばれています。 下の表に、色々な関係演算子と、条件が ture となる場合をまとめました。
ところで、=演算子が代入演算子と呼ばれている事を紹介しました。かたちは似ていますが、 == は異なる種類の演算子、関係演算子です。この2つの演算子は、実際にコードを書く際に たいへん間違えやすい演算子ですので、注意して入力してください。 論理演算子条件文同士を演算し、複雑な条件文を作成することができます。 例えば、「〇〇であり、かつ△△の場合」→「□□する」といった条件文です。 このような複雑な条件をJavaで記述したい場合には、論理演算子を使用します。 論理演算子は、条件をさらに評価して、true または false の値を得る という役割をもっているものです。例えば、上の条件を論理演算子を使って記述すると、 (〇〇) && (△△) == □□ となります。&& 演算子は、左辺と右辺が共に true の場合に、全体の値を true とるす 論理演算子です。どちらか一方でも成立しない場合は、全体の条件は false となり、
成立しないことになります。
if 文Java では、状況に応じた処理を行う場合、
というスタイルの文を記述します。このような文を条件判断文(conditional statement)と いいます。まずはじめに、条件判断文の一つとして、if 文という構文を紹介します。 if 文は、条件が true の場合に、指定した文を処理するという構文です。 if (条件) 文; if 文は、条件が true だった場合に、指定した文を処理します。false の場合は、指定した文を 処理しないで次の処理に移ります。
整数を入力してください。 整数を入力してください。 この例のように、条件が true の場合だけ画面に出力する処理が実行されます。
if(条件){ 文1; 文2; ・・・ } if 文では、セミコロンの位置に注意してください。 通常 if 文の1行目に条件を記述して改行しますが、この行にはセミコロンは必要ありません。 if ~ else 文上記の if 文では、条件が true の場合にだけ特定の処理をしていました。 さらに if 文の バリエーションとして、条件が false の場合に、 指示した文を処理する構文もあります。 これがif ~ else 文です。 if(条件) 文1; else 文2; この構文では、条件が true の場合に文1を処理し、false の場合に文2を処理します。 また、if ~ else 文でも {} で囲んで複数の文を処理させることができます。 switch 文Java には、if 文と同じように、条件によって処理を制御できる switch文という 構文がある。構文は以下の通りです。 switch(式) { case 値1: 文1; ・・・ break; case 値2: 文2; ・・・ break; ・・・ default: ・・・ break; } switch 文では、swich文内の式がcase の後の値と一致すれば、その後の文からbreakまで の文を処理します。breakがない場合、続けて下の処理を実行しますし、どのcaseにも当てはまらなければ、default以下の文を実行します。 |